2023年7月1日

おかげさまで、創業13周年目を迎えることができました。

「おもしろくなければ何かがおかしい」

このスローガンを掲げ、「おもしろくない」に潜む

 ー変えたいけど、諦めている

 ー変えなきゃなんだけど、見て見ぬふりをしている

 ー変わらなきゃなんだけど、変え方がわからない、はたまた痛みを伴う・・・

そんな様々な現場の「不都合な現実」にともに悩み、向き合い、みんなでおもしろくすることで前に進める。
そんなお手伝いをさせて頂くようになりはや13年目の年月が過ぎました。

日本は少しはおもしろくなっているでしょうか?

おもしろくなければ、何かがおかしいので、ぜひそんな現場に呼んでください。

13周年を迎えた今年も、ビギナーズマインドを大切に、ご縁頂く現場の一員として、場に生まれるべきものが生まれるよう、産婆コンサル道に精進して参る所存です。この1年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2022年7月1日

おかげさまで、創業12周年目を迎えることができました。

社名変更、代表就任、京都に本拠地を移転。このトリプル技を繰り出してから早いもので1年が過ぎました。東京との2拠点活動も無事軌道に乗り、地元京都のお役に少しでも立てることに喜びを感じております。12周年を迎えた今年も、ビギナーズマインドを大切に、ご縁頂く現場の一員として、場に生まれるべきものが生まれるよう、産婆コンサル道に精進して参る所存です。この1年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


2021年6月15日

創業10周年。11年目を前に
「株式会社インストラクショナルデザイン研究所」は株式会社ハッチラボ」へ社名変更いたしました。



新社名の由来 

「啐啄の機(そったくのき)」という言葉がある。

「得がたい好機」の意味で使われるが、元は禅語。雛が卵から孵るとき、外に出る準備が整うと内側から殻をつつく。親鳥が孵化しようとしている卵を外からつついてやる。「卒啄の機」とは、中からと外から殻を破ろうとするのが「ぴったり呼吸があう」ことをいう。「卒=雛が内側から殻を突く音」と「啄=親鳥がつつく音」。その両方のタイミングがピッタリと合ったとき、物事は変化し、新しいものが生まれる。

私たちはほとんど毎日のように、何かしら新しい考えの卵を頭の中で生み落している。ほんのちょっとしたきっかけがあれば、それで雛がかえり、新しい生命や価値が誕生し、新しい世界への幕が上がる。

株式会社ハッチラボが創り出す場は、個人や組織が中から孵化しようとする力と、外から殻を破ろうとする力の集合体である。どちらか一方の力が強すぎても弱すぎても、いい結果は望めない。そして早すぎず遅すぎず「このとき」という絶妙のタイミングで関わるあくまで主役は「孵化しようとする新しい生命」。まだ形になっていなくてもすでにそこには、その生命にしかできない存在理由がある。もう価値と魅力と未来を内包している。その「主体性を邪魔しない絶妙な距離感」での関わりを提供する産婆さんのような存在。それがハッチラボである。「産婆コンサル」とでも言おうか(笑)。生命は生まれながらにして「より良く、らしく生きる力」を内包している。そこに必要なのは「最高な最低限の介助」。あとは自ら助く。

もちろん、ガッチガチに硬直した「殻を破る」必要があるときは、「最高な最大限の介助」も辞さない(恐)。愛と勇気を持って、生まれるまでトコトンお付き合いする(笑)。そんな思いを込めて、新社名に「Hatch(孵化する、生み出す)」という言葉を据えた。

そのハッチを支える背骨は、旧社名から掲げている「インストラクショナルデザイン」である。

※インストラクショナルデザイン(教育設計)とは、「教育」を取り巻く環境を分析し、何が最も必要とされ、最適な手段なのかを見極め、学習者の自由度を保ったままで、最適な教育効果を上げる方法を設計すること

「教える」のでもなく「教わる」のでもなく、「変える」のでも「変えてもらう」のでもない。夢中になっているうちに気づいたら「自然に学び(誕生・成長・変化)は起こっている」。それを設計することこそがインストラクショナルデザイン。

「おもしろい→(だから)つづく→(すると結果として勝手に)できるようになる・叶う・成長する・変わる」

そんな「より良い今」を生み出す環境と関係性をデザインすること、それはときに「コミュニケーションデザイン」であり、「ユーザーエクスペリエンスデザイン」でもある。この背骨は変わらず、教育やITにおける教育工学の領域を超えて、人づくり、物づくリ、絆づくり、カルチャーづくり、そして町づくりへとより多方面多領域へ広がってきた。その10年の歩みに合わせ、よりインクルーシブな社名へ自らもハッチした(笑)。第2創業、Episode2のはじまりである。

ハッチしたての最初の一歩は自信なく弱々しいかもしれない。けれどひとたび個々の「おもしろい今」が引き出され、関わりが編まれたら、そこからはひとりひとりがより「らしく」、より「良く」を目指して自己駆動しはじめる。そのエンジンになるのがこの「おもしろい!」を創ること。「おもしろい今」の連続が生まれたら、気づけば世界はおもしろく変わっている。超えられないと思っていた壁が透けて見える。”Flow ( by チクセントミハイ )”がはじまり、想像を超えていく。
そんな現場をこれまでたくさん見届けてきたから間違いない。

ハッチの道のりは必ずおもしろい。おもしろくなければ、行きたい未来には辿り着けない。

合言葉は「おもしろく、行こう」

                                    株式会社ハッチラボ 代表取締役 中西 智美(さとみん)